冷え対策実践編③
前回までで
①お白湯 → ②体を冷やすものについてと続きましたが
今日は「自律神経」についてです。
「自律神経」という言葉を耳にされた方はきっと多く
なんとなく、
リラックス時の「副交感神経」と
仕事モード時の「交感神経」のことだという
認識をされている方は多いかと思います。
どちらかに偏りすぎると心身の不調が出てくるというのもご存知の方が多いかと思いますが
日常を難なく過ごしていると、なかなか意識しづらいのもこの「自律神経」かと思います。
以前働いていた酵素浴サロンで来ていただいた常連のお客様に
教師を長年されていた方で、
酵素浴の間もずっと数を数えてるとおっしゃっていた方が
「今日は汗があまり出なかった~」と時々言われていたことがありました。
ある時その方の酵素浴後、
ポイント特典の10分間ヘッドマッサージをさせていただいた後に
「なんだか知らないけどびっくりするくらい一気に汗が出てきたんだけど、、なんで?」と
すごく
驚かれていたことが記憶にとても強く残っています。
その時には曖昧にしかお答えできなかったんですが
今思うと
きっとずっと交感神経のスイッチが高い方でいたので
ヘッドマッサージを受けた時に眠たくなる~気持ち良いね~と言われていたことを思うと
心地よさから副交感神経優位になったことで
身体が緩み、血流が促進されたことが
たくさん汗が出たことのきっかけの一つとなったのではないかなと推測されます。
ストレス過多になると交感神経が優位となり → 血管が収縮した状態が続き → 血行が悪くなるとは
一般的にもよく聞きますが
そのお客様では施術において間近に感じることができ、
冷え性対策においてリラックスできる時間とはとても大事だなと感じた経験の一つとなりました。
通常、日常生活において
食事をしたり、入浴することが
副交感神経優位にするスイッチとなりますが
リラックスできる食事中も
何かニュースを見たり、考え事をしたり、子供の世話をしながら
食事をしているとなかなかゆっくりできず
入浴も簡単にシャワーで済ませるとなると、なかなかリラックスできる時間が持ちにくい現代かと思います。
サロンでは、自身の経験からもあって
「温め・緩み・整える」といったコンセプトを軸にメニューをそろえています。
全てのボディ・フェイシャルで取り入れているトリートメントの手技「エフェクティブタッチ🄬」は
強い圧をかけることなく身体の筋膜のバランスを整えるために
穏やかな圧と一定のリズムで筋肉の付着部を「触れる」手技ですが、
それらは副交感神経を優位にさせ、
リラックスホルモン「セロトニン」や幸せホルモン「オキシトシン」の分泌を促し
血流やリンパ系の流れが促進されます。
またエフェクティブタッチ🄬ともとても相性の良い
最近モニターでさせていただいている「DRT背骨揺らし」についても
お客様の背骨の状態をやさしく揺らすことで本来の位置へと戻していくといった
自律神経にも良い働きをしてくれる施術メニューです。
着衣のままできる「耳ストレッチ」や
「ドライヘッドマッサージ」に関しても
その方の呼吸に合わせて深いリラクゼーション効果が期待できる内容となっています。
できれば、自分自身でそういった深くリラックスできる時間が持てることが一番だとは思いますが
人にしてもらうと、セルフで行うのとはまた違った
「自分をケアしている、大事にしている」と
感じられる大切なひとときになると思います。
サロンでご提供しているメニューはよもぎ蒸しなども含めて
全て私が色々と体験していく中で「良い!」と感じたものだけをご提供しています。
自分の身体に「ありがとう」と言いながらマッサージするだけでも
自律神経をケアするのに役立ちますが
愛情をこめてお客様に施術をさせていただいているメニューを
自分のケアに役立てていただいたら私もとても幸福を感じるひとときです。
最後は少しサロンメニューのご紹介になってしまいましたが、
最後まで読んでいただき感謝です。